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見立幻想論、吉本隆明「共同幻想論」

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見立幻想論

NHK,BSで吉本隆明の番組を観たのは今年の正月だったかな。 1970年代、学生時代に読んだ彼の主立った著作の内容を、いまはまったく覚えていない。
番組では「言語にとって美とはなにか」を中心に構成されていたが、もう一度読みたいのは「共同幻想論」であり、初期の詩編も晩年のサブカル論にも興味はない。
「共同幻想論」だけはもう一度読んでみたいが40余年の月日のなかで既に書架にはない。やむなく、amazon経由で古書を仕入れて、枕元に置き読みだした。
眠る寸前に斜め読みした「共同幻想論」の書評など聴きたくもないだろうけれど、最初の項「禁制(Tabu)論」は、未開社会に於けるシャーマンの成育と、日本における盲目の女性が営む口寄せを比較しており、 この論の中で吉本は柳田国男の「遠野物語」を驚くほど肯定的に参照しており
「さいわいなことに、わたくしたちは、いま無方法の泰斗柳田国男によってあつめられた北方民譚「遠野物語」をもっている。」とまで述べている。

吉本はこの著作で、巻頭の禁制論から、憑人論、巫女論、母制論と男女を中心とした相対の幻想を「対幻想論」としてまとめる道程を歩いているが、各論のなかでもやはり「遠野物語」を多く援用している。

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